代表的な資産運用の種類・方法
一言で投資と言っても色々あってどれにしようか?
世の中には、千差万別と言っていいほど数多くの投資の種類・方法があり、株や債券、FX、金、投資信託など、探せば探すだけ迷いますし、紹介しているページ内で推奨している商品によっても表現が変わってくるかもしれません。
しかし、資産運用を行うにあたって、投資の種類を把握しておくことは、自分に合った投資先・運用方法を見つけるという意味で非常に重要です。
すべてを覚えることは無理がありますので、まずは代表的な投資商品について、浅く知ることから始めましょう。
・不動産投資
このブログでのおススメ投資方法なのですが、正直なところ、この不動産投資ほどやり方によってリスクが増減する投資商品はないと思います。不動産バブル期など昔は売却から得られる利益(キャピタルゲイン)で稼ぐ方法が主流でしたが、バブル崩壊後は賃貸収入による継続収入(インカムゲイン)を得る方法に代わってきています。
そのため購入価格に対して年にどれくらいの利回りがあるかが重要な指標の一つになります。
投資信託の形態で不動産を運用対象としたREITも不動産投資の1つとして考えられています。
・株式投資
日本をはじめ各国の経済をけん引している株式会社の株を購入し、株価が購入時より上がっている時に売却すれば利益(キャピタルゲイン)が得られます。
日本国内を例にすると3000社以上の上場会社の中から、好きな会社の株を購入します。その企業の将来性を見据え、株価の上昇を期待するベーシックなスタイルですが、日本では株主優待制度が大きく発展していますので、資力があればこの制度だけでも十分な利益となります。
株価(1株の価格)と単位(一度に買う株の数。10株、100株、1,000株など)は、株式会社によって異なりますが、非上場株の売買は自由に行えませんので、基本的に投資で株式の話が出てくると、上場企業の株式のことについて話しているのだと思って下さい。
・債券
たとえば、あなたが金融機関からお金を借りたら、利子をつけて支払期限までに全額を返済しなければなりません。債券はこの逆のようなことで、あなたがお金を貸して、利子付きで全額が返還されます。この利子分が投資目的で得られる利益となるわけです。
債券は、国や企業などの発行体が投資家から資金調達するためのものです。国が発行するものを国債、地方公共団体が発行するものを地方債、企業が発行するものを社債と言い、発行体の信用が最大のリスクとなります。
償還期限まで待つ必要はありますが、比較的リスクは低く、預金よりも利回りが少し高くなっています。
・投資信託
たくさんの投資家から資金を集め、運用し、得られた利益を投資家に還元するというものです。
投資家のプロに運用を任せるため初心者でも始めやすいものではありますが、ある程度の知識をつけておかないと、説明を受けても理解できない事態になります。
運用は任せてしまうので楽ですが、運用対象には様々な銘柄等を扱っているので、理解するまで時間がかかってしまいます。 どの銘柄がどのような指標を目指し、どのような出来事から影響を受けるのか、専門家から少しずつ教えてもらいましょう。
・FX
日本円と米ドル、米ドルとユーロなど、2国間通貨の売買などを現金の交換以外の手段で行う差金取引で、正式には外国為替証拠金取引と言います。
投下資金に対する取引量によって、レバレッジをかけることができ、投資効果を倍増することができます。
外貨が対象となるので、市場は海外も含まれることになり、24時間、常にどこかで売買されることによりレートは動いています。したがって欠かさず為替レートのチャックが必要となります。
・外貨預金
日本円を預金する代わりに、米ドルやユーロなどの外貨で預金する方法です。
日本の預金による金利は超低水準なので、外貨で預金をした方が「利回りが良い」という理由です。
ただし、手数料が比較的高めなので、同じ為替リスクを負うならば、レバレッジを1倍にして運用すれば似たような効果が得られ、手数料が割安で済むFXを利用した方がメリットは大きいといえます。
ただ、外貨預金のサービスは大手の金融機関が提供していることが多いので、安心感を得たければ利用するのもありでしょう。
・金投資
金は産出量に限りがあるため価格が大幅に低下することはなく、希少価値のあるものとして世界共通の認識を持たれています。
そのため、世界共通の通貨と言われ、インフレ対策にも効果的な投資先となっています。
金投資ではドルコスト平均法による積立投資と金地金を時価で購入する方法などがあります。
・商品先物取引
決められた将来の期日にその商品をいくらで受け渡すかを約束する取引で、売主の将来における商品の価格低下に対するリスクヘッジと、投資家による商品の価格変動の期待から成り立っています。
現物の受け渡しを行わない投資家は決められた期間中に反対売買による差金決済を行います。
取り扱われている商品は大豆・トウモロコシなどの農産物や、金・天然ゴムなどの工業品です。 供給不足や供給過剰が毎年のように起こるため、その変化を予想して投資します。
などなど 投資にはリスクがつきものです。そのリスクをいかに許容もしくは軽減できるかが選択のポイントとなりますのでご注意を。